ミノキシジル処方に関するQ&Aを要チェック
薄毛解消のためにただミノキシジルを使用しているだけでは思ったほどの効果が出ないこともあります。知っているようで知らないミノキシジル処方に関する基礎知識、気になる点などをピックアップしてみました。
ミノキシジルの効果を十分に発揮させるため、また副作用が強く出てしまわないようにするためには重要なポイントですので要チェックです。
Q1 | ミノキシジルの使用をやめるとどうなるの? |
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A1 | 使用をやめると、また薄毛が進行する可能性が高いです。 |
解説 | ミノキシジルは血管を一時的に拡張させ血流を良くし、毛母細胞を活性化させる効果があります。使用をやめると元に戻るため再び薄毛が進行する可能性があります。そうならないためには、ミノキシジル処方にだけ依存せず、食生活の改善や運動などの薄毛対策を講じる必要があります。 |
Q2 | ミノキシジルは濃度が濃いほど効き目が高い? |
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A2 | 濃度が濃くなればなるほど効き目が高いといわれています。 |
解説 | ミノキシジル1%製剤よりも5%製剤の方がより発毛効果が高いという臨床結果があります。また濃くなればなるほど副作用を引き起こす危険性も増しますので、安全性を考えるなら医師の診察を受けた上で処方をしてもらい使用するのが理想です。 |
Q3 | ミノキシジルとプロペシアの併用もOK? |
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A3 | プロペシアとの併用はオススメです。 |
解説 | お互いに薬理も異なるので併用しても問題はありません。というよりも最も効果が高いとして病院やクリニックでも併用されています。守りの治療薬プロペシアで脱毛を抑制し、攻めの治療薬ミノキシジルで発毛を促進するという、相乗効果が期待できます。 |
Q4 | ミノキシジルが効かない…なぜ? |
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A4 | 統計上、数%の方には効き目がないこともありますが、ほとんどの場合は使用方法などに問題があります。 |
解説 | 効かない理由としては、毎日使用しない、使用量が少ない、使用期間が短い、濃度が低いなどの使用方法に問題がある場合が考えられます。また、頭皮環境や生活習慣が悪くても効果は半減します。 |
Q5 | ミノキシジルの正しい使い方・飲み方とは? |
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A5 | 外用薬は1日2回、内服薬(ミノキシジルタブレット)は1日1~2回服用(1日量で10㎎)が基本です。 |
解説 | 外用薬は上記の回数を朝晩欠かさず、シャンプー後のきれいな頭皮に塗布します。内服薬(ミノキシジルタブレット)は、飲むタイミングは決まっていませんが、胃や肝臓への負担を軽減するために朝晩の食後に服用するのがベストかもしれません。 |
基礎知識が役に立たない通販のミノキシジルには注意!
病院やクリニックでミノキシジルを処方してもらう場合は、前述のような基礎知識については医師が説明してくれるでしょうし、適切な指示を与えてくれますから、それに従えば間違いありません。
ただ最近、インターネット通販でミノキシジルを購入する方が増えており、基礎知識をしっかり頭に入れて使用しましょう。
ですが、問題なのは知識がないことよりも偽造品をつかまされてしまう恐れがあることです。
偽造品だとミノキシジルの濃度や配合されている成分までどのようなものか分からない場合があります。そのため前述の基礎知識が何の役にも立たなくなってしまうことです。実際に偽造品を見抜くのは非常に困難で、正規品と思い込み使用している方も少なくないでしょう。
病院やクリニックで処方されるものには間違いがありませんので、大切な髪の毛を守るためには多少の手間と費用が掛かりますが、病院やクリニックで診察・処方してもらった方がいいでしょう。