塗り薬タイプのミノキシジルのメリット・デメリット
ミノキシジルは皮膚に浸透しにくいという特徴があり、またローションタイプだとどうしても液だれをしてしまいます。そのため、広範囲に塗布しようとするとダラダラとたれてきてしまい、薬剤が無駄になるだけでなく必要な部位にしっかりと塗布できていないケースもあります。
そうなるとせっかくのミノキシジルの効果が半減してしまいます。塗り薬タイプは頭皮にしっかり塗布できますので効果も出やすいです。ただ、クリーム状のためベタベタした感触や見えない部分には塗りにくいなどのデメリットもありますので、特徴をよく把握して購入しましょう。
◎メリット | ●デメリット |
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・液だれがしない ・塗布ムラになることが少ない ・的確に塗布できるので効果が出やすい |
・使用感がベタベタする ・塗り薬タイプは種類が少なく、選択肢があまりない ・広範囲には適さない ・ヘアスタイルによっては塗布しにくい ・手が汚れる |
▶塗り薬タイプが適した部位…《前頭部・生え際》 |
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前頭部や生え際は鏡で見える部分ですので、塗布しにくい塗り薬タイプでも確実につけられます。また前頭部の薄毛や生え際の薄毛(M字ハゲ)はミノキシジルの効果が表れにくい部位でもあるため、塗布ムラがなく頭皮にしっかりつけられ効果が出やすいです。ローションタイプの場合は、額にたれたり、目に入ったりすることがありますが、塗り薬タイプならその心配はありません。 |
▶塗り薬タイプが適さない部位…《頭頂部・広範囲の薄毛》 |
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頭頂部は、自分では見えない部分ですから塗り薬タイプはとても塗布しにくいです。頭皮につけるつもりが髪の毛についてしまったりするので無駄にもなります。また広範囲に塗布しても構いませんが、髪型・髪の長さによってはヘアスタイルが作れなくなることもあります。 |
塗り薬タイプのミノキシジル製品
塗り薬タイプのミノキシジル製品に国内メーカー品はありません。全て海外で認可が下りた海外メーカーの製品のみです。海外のメーカーでも塗り薬タイプは少なく、一般的に出回っているものではポラリスリサーチラボラトリーズ社のポラリスNR10、ジェンヘアー社のミノキシジル5%クリームくらいです。
購入する際にはインターネット通販を利用することになるかと思いますので、用法・用量、また偽造品にも十分な注意が必要です。特にポラリスは16%という高濃度の製品ですので、もし使用する場合には副作用には十分に注意しましょう。
塗り薬タイプのミノキシジル
製品名 | メーカー | ミノキシジル濃度 | 価格帯(1個当たり) |
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ポラリスNR10 | ポラリスリサーチボラトリーズ社 | 16% | ¥4,300~¥6,200 |
ミノキシジル5%クリーム | ジェンヘアー社 | 5% | ¥3,300~¥5,200 |