AGA治療薬はプロペシアをはじめザガーロやミノキシジル、さらに外用薬や各種ジェネリックもありいろいろな選択肢が存在します。それぞれの薬に特徴があり自分に合った薬を選択するのが一番いいのですが、「自分の状態にはどれが合うのかよく分からない」という方は、インターネット通販や個人輸入よりも、一度クリニックで相談してみるのがいいでしょう。

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さて、今回お話しする薬は『アボルブ（Avolve）』という薬です。初めて聞く方もいるかもしれませんが、AGA治療で使われている方もかなりいらっしゃいます。

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アボルブとAGAの関係

アボルブは元々前立腺肥大症治療薬です。前立腺が肥大する原因はまだ不明なところもありますが、男性ホルモンが影響しているのは間違いないと言われています。男性ホルモンの一種DHT（ジヒドロテストステロン）が前立腺細胞の増殖に影響するため、そのDHTを抑制する効果があるアボルブは、前立腺肥大症の治療に効果的なのです。

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ここで注目したいのが「DHTを抑制する効果」ということです。実はAGAの原因のひとつにDHTが挙げられます。抜け毛が多くなったり弱々しい軟毛やうぶ毛しか生えてこなかったりする症状は、DHTの影響でもあるのです。よって「DHTを抑制する」ことでAGAを改善することができるので、アボルブは前立腺肥大症の治療だけではなくAGAの治療でも使われるのです。

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アボルブの成分と飲み方

アボルブの有効成分は「デュタステリド」です。効果は先にお伝えしたようにDHTの抑制です。デュタステリドはプロペシアなどの有効成分「フィナステリド」の1.6倍の効果があると言われており、フィナステリドの薬では効果がイマイチだった方も、デュタステリドに切り替えて多くの方が発毛を実感しています。

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アボルブは1日1回1カプセル服用します。1日1回飲むだけで非常に簡単なので、忙しい方や薬を飲むのが面倒な方にもぴったりです。ただし、薬を飲んで翌日にすぐ髪の毛が生えてくるというわけではありません。アボルブだけでなく多くのAGA治療薬に言えることですが、AGA治療は継続治療であり、少なくとも半年ほど飲んでいただくことが大事になってきます。

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ザガーロとの違い

ここまでアボルブの基本的なことをお伝えしてきましたが、アボルブの有効成分であるデュタステリドを使った薬は他にもあります。『ザガーロ（Zagallo）』いうAGA治療薬がそれに当たります。それでは「こっちの方がよく効く」等、アボルブとザガーロの違いはあるのでしょうか。結論から言うと薬の有効成分は全く同じなので、薬の効果は全く同じと言えます。カプセルの色が違いますが、カプセル内の有効成分は同じです。

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違う点があるとすれば、保険診療時の保険適用についてです。アボルブは前立腺肥大症の治療には保険が適用されるので、患者側の費用負担は抑えられます。しかしながら、AGA治療はもともと保険診療外の治療なので、実費負担の場合はアボルブとザガーロの違いはないと言ってもよいでしょう。

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アボルブの注意事項

アボルブを服用するにあたり気をつけていただきたいことに、女性や子供に関することがあります。アボルブは女性や子供の服用は禁忌（服用してはいけません）となっています。また、妊娠中の女性や妊娠が考えられる場合には胎児に影響を与える恐れがあるので、飲むだけではなく皮膚からの吸収を防ぐために薬に触れないようにする必要があります。そのため、パートナーの方にも治療を理解しておいてもらったほうがいいかもしれませんね。

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また、上記のような女性への影響という理由から、アボルブを服用の方は服用終了後6ヶ月程度献血をすることができません。6ヶ月とかなり長い間なのは、アボルブの有効成分であるデュタステリドが血液中からなくなるまでの期間が長いからです。

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そしてもう一つ気をつけていただくことは、前立腺ガンの血液検査であるPSA検査を受ける場合には、デュタステリドの薬を服用していることを医師に伝える必要があります。それは数値が正確に出ないことがあるからです。AGA治療薬としてアボルブを服用中でもPSA検査自体は受けることはできますので、その点はご安心ください。

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アボルブのジェネリック

AGA治療は先にもお伝えしたように継続治療になりますので、経済的負担もそれなりにあります。そのためAGA治療をされる方は、多くの方が処方費用が抑えられる「ジェネリック」を選択します。ご存知の方もいるかもしれませんが、ジェネリックとは一番初めに登場した薬（先発薬）と全く同じ成分・効能・効果の薬のことです。同じ成分・効能・効果であることはしっかり試験を行い、さらに然るべき機関で承認されるので、安全面も問題ありません。

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アボルブやザガーロのジェネリックは、日本では今のところまだ存在しないのですが世界に目を向けると、有効成分であるデュタステリドを使ったジェネリックは各種登場しており、広くAGA治療に使われています。一例を挙げますと『アボダート（Avodart）』『デュプロスト（Duprost）』『デュタス（Dutas）』は、デュタステリドを有効成分とするジェネリックです。これらの薬を使ってみるのもいいでしょう。

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アボルブにしろジェネリックにしろ、大事なのは飲み忘れることなく毎日継続して治療を続けることです。継続は大変な面もありますが大事なことなので、頑張って飲み続けましょう！今回ご紹介したアボルブにご興味のある方は、当サイトでご紹介しているクリニックでご相談してみてください。