AGA治療をインターネットで検索する方も多いと思いますが、よく調べられる薬のひとつに『プロペシア（Propecia）』があります。名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。今回はそんなプロペシアについてお伝えします。
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プロペシアとは？
まずお伝えしたいことは、プロペシアは内服薬です。AGA治療薬というと、『リアップ』のように頭皮に直接付ける外用剤を思い浮かべる方も多いと思いますが、プロペシアは違います。AGA治療の歴史的には外用剤の方が古くからあるのですが、内服薬は「飲むだけ」「簡単」というメリットもあり、プロペシアの登場は画期的な出来事でした。
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プロペシアの成分は「フィナステリド（Finasteride）」です。フィナステリドは抜け毛を防ぎ、髪をしっかり成長させる効果があります。ただし飲んですぐ良くなるというわけではなく、少なくとも半年ほどは服用を続けていただくことになります。
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プロペシアの飲み方
プロペシアは1日1回服用します。飲むタイミングは特に問わないので、食後でなくてもかまいません。先程もお伝えしたように飲むだけで簡単なのがメリットですが、気をつけていただきたいことは「飲み忘れない」ことです。なぜならば、プロペシアは成分のフィナステリドを体内で一定に保ち続けることで効果が期待されるからです。飲み忘れてしまったり、飲んだり飲まなかったりすることが続いてしまうと、体内で成分の濃度を一定に保つことができなくなります。その結果、発毛効果が出にくくなることがあります。
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飲み忘れを防ぐためにも、「毎朝食後に飲む」「寝る前に飲む」等決まりを作っておくといいでしょう。
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プロペシアのジェネリック
プロペシアは発売開始されてから年月が経っているので、今では各種ジェネリックが世界中で登場しています。日本では「ファイザー製薬」「沢井製薬」「東和薬品」等がプロペシアジェネリックを販売しています。また世界に目を向けると『フィンペシア（Finpecia）』『フィナロイド（FinaLloyd）』『フィンカー（Fincar）』等、各国の製薬メーカーがプロペシアジェネリックを販売しています。日本でもインターネット通販や個人輸入で海外ジェネリックを使われる方もいらっしゃいます。
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ジェネリックを使ったことがない方からよくいただく質問で、「ジェネリックはもともとの薬より効果が弱いんじゃないの？」「偽物じゃないの？」という声があります。結論から言うと全く問題ありません。まず効果が弱いんじゃないかということに関してですが、ジェネリックはもともとの薬と同じ成分を使っているので、効果が弱くなるということはありえません。もちろん同じ成分で同じ効果であることは、薬の販売前にきちんと試験されています。そして、ジェネリックもきちんと然る機関で認可されてから販売されますので、偽物ということはありえません。これらのことは日本だけではなく、世界各国同じように行われています。
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ということで、プロペシアジェネリックを選択するというのもおすすめの治療法です。
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プロペシアと他の薬剤との違い
最後に、プロペシアと並びAGA治療薬として検索されることが多い『ザガーロ（Zagallo）』『ミノキシジル（Minoxidil）』とプロペシアとの違いについてもお話しましょう。
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■ザガーロとの違い
プロペシアとザガーロの働きは似ています。しかしながら、ザガーロはプロペシアより強力な効果があると言われています。少し難しい話になりますが、AGA治療では5α還元酵素の働きを抑えることが重要になります。その5α還元酵素には1型と2型がありますが、プロペシアの成分であるフィナステリドは2型にしか効果がありません。その点、ザガーロの成分であるデュタステリドは1型・2型共に5α還元酵素の働きを抑えます。
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ということで、プロペシアを試してみて効果があまりなかった方や、より効果を期待したい方はザガーロを試してみるのもいいでしょう。ザガーロの成分デュタステリドにはザガーロ以外にも、『アボルブ（Avolve）』や海外ジェネリックの『デュタス（Dutas）』『アボダート（Avodart）』『デュプロスト（Duprost）』等があります。
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■ミノキシジルとの違い
ミノキシジルとプロペシアは共にAGA治療薬で、結果としてはどちらもAGAを改善させますが、薬の働き方自体は違います。簡単に言うとAGA治療へのアプローチが違うのです。ミノキシジルを服用すると有効成分により頭髪部の血流が改善し、そして毛母細胞が活性化することで発毛を促し、AGAは改善します。
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薬の働き方が違うことから、プロペシアとミノキシジルを併用しても大丈夫です。というよりも、併用すると違うアプローチからWの作用でAGAに働きかけるので、さらに効果的にAGAを改善することができます。現在多くのAGA専門クリニックではこの併用療法を取り入れており、高い発毛実績を上げています。
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今回はプロペシアについてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。いろいろなAGA治療薬がありますが、人それぞれ症状は違いますから、治療をお考えの方は一度専門クリニックにて相談してみてください。