日本人がAGAの薬として、真っ先に思い浮かべる治療薬や育毛剤は何でしょうか。おそらく『リアップ』のはずです。大大的にテレビCMも流れているので、買ったことはなくても見たことがある・知っている人は多いと思います。リアップはミノキシジルを主成分とした外用薬ですが、ミノキシジルの濃度は1%～5%までバリエーションがあります。しかしながら、それ以上の濃度のものはリアップにはなく、「5%では効果がちょっと・・・」という方がいらっしゃるのも事実です。

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そのような方には、10%等の高濃度ミノキシジルローションがおすすめです。高濃度ミノキシジルローションは専門クリニックでの処方が一般的ですが、中にはインターネット通販や個人輸入等で手に入れる方もいらっしゃいます。

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高濃度ミノキシジルローションとは？

何%以上が高濃度かという定義はありませんが、今回は日本で一番知られているであろうリアップの最大濃度5%より濃度が高いものを高濃度としてお話を進めていきます。

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ミノキシジルローションの元祖はアメリカで開発された『ロゲイン（Logaine）』で、今から30年以上前に開発されました。その後月日は経ち、ロゲインには各種ジェネリックが登場しています。その中には5%より高濃度のものも各種あり、それぞれの状態に合わせて選択することが可能です。もちろん、勝手に濃度だけ高くしているのではなく、きちんと医薬品として認められています。

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海外の有名な製品としては『ポラリス（Polaris）5%～16%』『フォリックス（Follics）2%～16%』などがあります。

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5%以下の製品との違い

ミノキシジルは発毛をうながす作用があるので、濃度の差は発毛力にも影響があると考えられます。ただし、自己判断で高濃度のものを試すのは考えものです。一般的に外用薬は内服薬と比べると副作用は少ないと言われていますが、それでも持病や体質によっては問題が起こる場合があります。やはり専門の医師に確認したのちに使用するほうがいいでしょう。

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その点さえ注意すれば、高濃度ミノキシジルローションは発毛力も高いので、リアップ等で満足できなかった方には期待に応えられるかもしれません。

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一般的な使い方・塗り方

高濃度ミノキシジルローションも使い方は難しくありません。製品によって違いがあるかもしれませんが、一般的には1日2回、多くは朝晩塗布します。気になる部分に直接塗布しますが、気をつけていただきたいのはシャンプー後の場合、髪をきちんと乾かすことです。髪が濡れた状態だとミノキシジルローションがきちんと頭皮に付かないだけではなく、濃度も薄まってしまい効果も下がってしまいます。

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また、ミノキシジルローションは一般的なトニックのような使い方とは違います。トニックのように髪の毛の上部からふりかけるように使用すると、地肌に薬が到達せず期待した効果が出ないことがあります。きちんと使用方法を確認の上、地肌に塗布するようにしましょう。

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これらの注意事項に気をつけて、塗布した部分を軽くマッサージするようにすればなおいいでしょう。その際、手についた薬はきちんと洗い流してください。

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高濃度ミノキシジルローションの購入方法

高濃度ミノキシジルローションは先に述べたように、専門クリニックか個人輸入・インターネット通販に限られます。この中で最も簡単で安心できるのは、やはり専門クリニックでの処方でしょう。

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「クリニックに行くのは時間もないし、開院時間に合わない。なにより恥ずかしい・・・」と思っている方もいるかも知れませんが、今は各専門クリニックはかなり利用しやすくなっています。夜間診療しているクリニックや男性医師・スタッフのみのクリニック等、利用者に合わせたクリニックが数多くあります。

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また、自分に合った濃度のミノキシジルローションを処方してもらえるのもおすすめポイントです。高濃度のものを不安に思う方もいらっしゃいますが、問題がないとしっかり診察の上使用すれば、安心して継続使用することができますね。

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どのくらいで効果が現れるか？

それでは気になる効果のほどですが、高濃度のものを使用したとしても、残念ながら今日明日すぐに髪が生えてくることはありません。早い方で3ヶ月程、平均して6ヶ月程で改善が見られます。

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ただし、これはあくまでもきちんと継続使用した場合です。中には途中で止めてしまったり、もったいないからと付けたり付けなかったりする方がいます。この場合はやはりうまく効果が現れないことが多いです。毎日続けることは大変ですが発毛への大事なポイントですので、必ずしっかり続けるようにしましょう。

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また、ミノキシジルローションの使用と並行して、内服薬のプロペシア（フィナステリド）やザガーロ（デュタステリド）を服用すると違うアプローチからも発毛をうながすことができ、より効果が見られます。こちらの方法もぜひ検討してみてください。

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